もゆろぐ

さいきん一児の母になった30歳OLの備忘録💭

母になった日の回顧録

先日、と言ってももう3か月も経ったけれど、母になりました。9か月になったあたりからTwitterのFFさんが出産しはじめて、いよいよか〜とひとさまの出産レポを読み漁るようになって、わたしも産んだら書きたいな〜と思っていたレポ。病院に着いてから産むまで余裕がなさすぎて時系列も怪しいけれど、覚えている限りに書き並べてみようと思います。

f:id:mocomocu:20231106154925j:image

・38w6d
・経膣吸引分娩
・分娩所要時間9時間37分


8/29(38w0d)
・検診で子宮口1cm、位置も後ろの方にあるからもう少しかかるかもと言われる。


9/1(38w3d)
・塊のおりものが出る。粘膜栓?


9/3(38w5d)
・4日ほど喧嘩していた夫と前日に仲直りして、里帰り先まで来てもらってケンタッキーとスタバをはしごする。月見バーガーとおさつフラペチーノで3時間くらいおしゃべり。喧嘩中はたとえいま陣痛がきても立ち会ってもらいたくない…というメンタルだったので仲直りしておいてほんとうによかった…


9/4(38w6d)
・3:00頃、トイレで起きる。布団に戻ってからしばらくして下腹部痛。これまでも痛くなることはあったけれど痛い→おさまるを繰り返すのが初めてだったので3:30頃から陣痛カウントをはじめる。パパとママを起こす。

・4:30頃、間隔が継続して5〜6分だったので産院に電話。初産婦ということもありあと1時間様子を見てまた連絡してと言われる。

・5:15頃、間隔が2〜4分で痛みに耐えられなくなってきたので再度産院に電話。来院OKが出る。夫にも連絡。

・5:30頃、産院到着。体重測定後LDR室に通される。着替えて分娩台へ。からの内診。子宮口3〜4cmと言われる。

・夫到着。テニスボールでお尻を押さえるやり方を助産師さんに教わって、陣痛がくるたびにやってもらう。水も飲ませてもらう。このときも陣痛間隔は体感2〜4分くらい。

・再度内診。内診中、夫はLDR室から出されるシステム。子宮口は8cmほどになっていて経産婦並みのペースと言われる。頭が子宮口の開きのわりにすごく下がっているから進みが早いそう。朝のうちに産まれそうだね〜と言われて期待が高まる。このあとが大変とも知らずに…

・陣痛に耐えるなか朝食到着。ごはんひとくちとおかずひとくちだけ夫に食べさせてもらう。それ以上はもう無理だと伝えるものの、助産師さんからは体力使うからむりやりでも食べてと言われる。最後の食事が前日夜でだいぶ時間が開いてしまっているのがよくないらしい。なかなか食べられずにいると助産師さんがウィダーを買いに夫を走らせる。院内のコンビニに行く道すがら、中庭で謎の生き物(わりと大きい)の死体を見たらしい。この話はあとから聞いたのだけれど、びっくりするほど不吉…生きててよかった〜…

・陣痛に耐えつつウィダーを飲ませてもらう。そこそここぼしてしまって枕がぬるぬるになって気持ち悪かった…

・なんどめかの内診。8cmの段階からすぐに全開になっているとのこと…!ただベビがお産の体勢を取れる位置についてないらしく、もうすこし様子見。ベビが頭を下にしてない?というような説明を受けたけれど、まだそんなに動くスペースがあるのかな?エコーがVラインとIラインの境目あたりを通るのですごく下にいるんだな〜と思う。ずっと左を下にして寝ていたので逆になってみよう、とのことで寝返り。

・夫と2人取り残されてひたすら陣痛に耐える。最初に来た陣痛はよく言われている生理痛の重いやつ、って感じだったけれどこの頃はもういまにも出てきそうな特大💩を我慢する苦しさって感じだった…陣痛が来るたびに💩出ちゃう〜!って言ってた。

・さらになんどめかの内診。寝返りを打ってベビの位置を立て直すつもりが行きすぎちゃった?とのこと。ひきつづき様子見。

・またしばらく陣痛に耐えたり内診されたりしていると、なかなかいい位置に来ないので破水させてみましょうと言われる。破水って風船を針でパツンと割るイメージだったけれど、意外と力をこめてブチッと破る感じだった。すぐにジャブジャブ生暖かい水が出てくる。あまりにすごい量で、破水スタートじゃなくてよかったな…と思う。内診が終わって横を向こうと動くとまたジャブジャブ出る。このあとちょっと動くたびにジャブジャブ出まくって、助産師さんにあれ?まだ出るの?と言われる。さすがずっと羊水おおいねと言われていただけある…お産パッドが羊水を吸いまくってブヨブヨになっていたらしく、夫はお尻の穴の位置がわからなくなってそれっぽいところをとりあえず押さえていたそう。笑

・いつまでこのままなんだろう…と思いつつ陣痛に耐えていると、子宮口が全開になってからだいぶ時間が経ってきたので促進剤を入れて進めようと思いますと言われる。このときは陣痛が遠のいてきてしまっていて、4〜6分間隔くらいだった。だいぶ疲れてきているのか陣痛の合間に寝て(意識を失って)いた。説明を聞いてる間に陣痛がきてワーワー言っていたら夫が同意書にサインをしてくれる。後から同意書の写しを見たら代筆理由の欄、書字困難にマルが付いていて面白かった。

・看護師さんがテキパキ点滴の準備をしてくれて促進剤投与開始。しばらくすると陣痛が2〜3分間隔くらいになってくる。あわせてお産の体勢に入ってからのいきみ方の練習をはじめる。お尻の穴に力をこめつつ息を吐くのが難しい…

・またしばらく陣痛に耐えたあと、いよいよお産の体勢をとることに!ベッドの形を変えてもらう。やっとここまで来た!もう終わるぞ!と嬉しくなる。数回いきむと生まれるという勝手なイメージがあったので…ここからが大変とも知らずに…

・ここからは陣痛がくるたびに💩を我慢する感じから💩を出す感じに。うまくできると助産師さんが褒めてくれる。ここでも毎回💩出ちゃう〜と嘆いていたらほんとうに💩が出てしまっていたらしい。恥ずかし〜!でもいろんな方のレポで読んでいたとおり、よくあることなんだろうな…助産師さん何の反応もしてなかったな…

・小の方がしたくなり、助産師さんに伝えると尿道カテーテルを入れてくれる。勝手に吸われてる?みたいでよくわからないけれどすごい。子宮口がまだそんなに開いていない場合は開きを進めるためにも自分で歩いてトイレに行かせるそう。

・いきむたびに助産師さんがおまたに手を突っ込んで広げまくる。頭が大きくてなかなか出てこられないらしい。会陰、切るかもしれないから麻酔打っとくね〜と言われる。麻酔を打たないところもあると聞いていたので安心する。結局切ったみたいだけれど、いつ切られたのかまったく分からなかった…

・そろそろ産まれそうなフェーズに入ったのか、LDR室にいろんな人が入ってくる。10人以上いたかも?

・促進剤を入れているのに陣痛が遠のく。このとき5〜6分間隔くらい。仰向けになると遠のいちゃうことがあるらしい。なんどめかの内診中、たくさんいた先生たちがザワザワし始める。胎児心拍低下、というワードが聞こえて焦る。先生たちがバタバタ出ていってしまって、どんどん部屋がスカスカになっていく。どうやらお隣のLDRでお産中の胎児の心拍が低下してきていたらしい。どんどん先生たちが忙しなくなって、エコーない!隣にある!と声が飛び交ってわたしの部屋のエコーが持っていかれる。最終的にほんとうに誰もいなくなってしまってひとりでいきむ。シュールすぎて面白かった。内診中だったから夫もいなくて…いきみながらお隣のベビちゃんの産声を聞く。おめでとう〜!このママさんと沐浴指導が一緒になって、そのあと授乳室で会うたびにすこしお話する仲に。1か月検診で会えるかなと期待していたけれど会えなかった…元気にしてるといいな…!

・お隣が無事おわったからかワラワラと先生たちがこちらに戻ってくる。赤ちゃん元気だから頑張りましょうね!と声をかけてもらう。いきむけれどやっぱり頭が大きくて出てこない。頭に帝王切開の文字がよぎる…

・全開から2時間以内に産むのが望ましいけれどすでに1時間半が経っていて、あんまり粘ってもよくないので吸引で出しますと言われる。ぜんぜん数回のいきみで産まれないじゃん…とぐったりしてきていたのでこれで終わるぞ!と希望の光が見える。吸引は1回で出てくるという勝手なイメージがあったので…ここからが大変とも知らずに…

・吸引カップを装着?してのチャレンジ開始。陣痛が相変わらず遠のいているので5〜6分に1回のチャレンジになってしまう。合間は夫や助産師さんと雑談していた。笑

・なんどめかのチャレンジ中、引っ張ったときにカップが抜けたのかとんでもない音がしてびっくりする。血が飛び散る。

・このあたりだったか忘れたけれど、助産師さんがいきみのタイミングでお腹をぐいぐい押しはじめる。けっこう力強くてお腹ってこんなに押していいんだ…と衝撃を受ける。出口を広げるために脚をより開脚させたいとのことで、分娩台の膝を乗せている位置に足を持ってこられるか聞かれるものの体が硬すぎてできない。こちらもいきむたびに助産師さんに押さえてもらうことに…

・引き続きチャレンジしているとやっと頭がすこし出てくる。頭さえ出ればすぐだから!もうちょっと頑張って!と応援される。

・もうなんどチャレンジしたのか…頭でたよ!のかけ声からすぐドゥルンとベビ誕生。夫はここで感動して泣きそうになったのに、わたしがあ〜出た〜とまるで💩を出した後のテンションで言うので涙がひっこんだらしい。でもほんとうに特大💩を出したあとのようなすっきり感だった…

・子宮口全開から時間が経ってしまっていたので、ベビを急いで小児科の先生に引き渡すため臍の緒を切るのがちょっと雑になってしまったそう。すごく血が出て地獄絵図になったらしい。

・ベビの産声を聞くまでがいちばんドキドキした。お願い泣いて…と祈っていたらすぐにかわいい産声が。ほっとした…

・小児科の先生がベビをチェックし始めるのと同時にわたしの処置も開始。助産師さんと看護師さんがすごくテキパキ動いてくれて、まるで医療もののドラマみたいで感動する。上半身は点滴をたくさんつけられて、下半身はちくちく縫われて忙しい。ベビのチェック、なんかドレミファソラシド〜みたいな音がしてたんだけれどどういう検査なんだろう?

・ベビのチェックが終わる。ちょっと疲れたみたいなのでNICUに入るけれど、なにか大きな問題があるわけじゃないから安心してね〜と言われる。NICUに運ぶ前にチャチャッと写真は撮ってもらえるとのこと。とうとうベビがわたしの腕に…!ちょっと拭いてもらっただけだから、まだべたべたしていそうな見た目。我が子が可愛すぎてあふれる母性とかやっと産まれた感動とかより、なんか小さい生き物を抱いている!というひとごとな気持ちであんまり実感が湧かない。夫にメガネを取ってほしいとお願いするもメガネが行方不明…メガネは分娩台に乗って早々に外してテキトウなところに置いたので、たぶんどこかにどかされたのかな。じつはここまでず〜っとボヤボヤの視界でした。

・数枚写真を撮ってもらってベビは即退場。後処置にしばらく時間がかかるので夫も退場。おまた縫い縫いのお医者さんと2人取り残される。 ここで会陰切開とは別に会陰が裂けたこと、Ⅲ度裂傷になったことを伝えられる。なんかやばそうとは感じつつもまだふわふわして実感が湧かない…

・途中で助産師さんがこのあとの説明をいろいろしてくれる。夫はどこに行ったのか聞くと食堂でお昼を食べているとのこと。お昼ごはんを下げないといけないギリギリの時間だったらしく、わたしは食べられる状態じゃなかったのでせっかくなら〜と夫に回されたそう。

・1時間ほど縫い縫いして夫が入室OKになる。部屋に入ってきてまず顔色が悪すぎると言われる。だいぶ出血したとは聞いていたけれど、最終的に母子手帳を確認したら1,000ml超えだった…なんとか輸血は回避できたけれど、入院中はずっと鉄剤の点滴をしていました。しばらく安静に、との指示だったので夫とゆっくりお産を振り返る。

・しばらくして助産師さんが胎盤を持ってきてくれる。バースプランに胎盤を見たい触りたいと書いていたのが実現…!こっちがベビ側、とかこれがベビを包んでた膜の残り、とかいろいろ教えてくれる。ちなみに平均500gくらいのところ800gくらいあったそう。そりゃあお腹も重いわけだ…立派な胎盤だね〜と言われる。

・1時間ほどでパパも立ち会い終了。ちょうどおやつの時間で運ばれてきたおやつと夫が残していってくれたパンを貪る。

・着替えたり荷物をまとめたりしたあと病室へ。もちろんぜんぶ助産師さんにやってもらって、病室へはストレッチャー?で運んでもらった。医療ドラマでよく目にするあれやこれやをたくさん体験できた1日だった。


その他
・ベビが産まれたあと部屋が寒いと急に体温が低下してしまうことがあるらしく、あんまり冷房が効いていなかった。わたしは汗だくなのに暑い感じはしなくて不思議だった。夫はすごく暑かったみたいで着ていたポロシャツがびっしょりに。メイン担当の助産師さんとお医者さんははフェイスシールドをしていて、汗やら血やらで大変そうだった。

・母体がちゃんと呼吸をしないとベビにも酸素がいかないと聞いていたので、とにかく何があってもしっかり息をすることだけ心掛けていた。

・陣痛バッグ、いろいろ入れていったけれど使ったのはペットボトルに付けるストローとタオルだけだった。

・翌日から立って歩くと息がしづらくて大変だった。内臓が垂れ下がってるみたいな?不快感もあり。たぶん筋肉痛だったんだと思う…いきむとき、背中をまるめておへその方を見て力をこめるんだけどこれが原因だった気がする。なんかやばい後遺症なのかと不安だったけれど、退院してすぐ治ったのでよかった〜。

・主担当の助産師さんがものすごく頼れて話しやすくて優しくてすこしも不安にならなかった!次もあるならこの助産師さんに担当してほしい…退院のときもタイミングよくご挨拶できてよかった〜!

母子手帳にはⅢ度裂傷だったことや吸引分娩になったことは記載されないから、もし次があって別の病院で産む場合は先生にちゃんと伝えてねとのこと。


妊娠中も出産もほんとうに大変だったけれど、すごくいい経験になりました。これで終わりじゃなくてここから今度は育児が始まるわけだけれど、この体験は一生わすれられない…!わたしにとっていちばん大切で、守っていかないといけない存在ができた瞬間。娘はほんとうにほんとうに可愛くて可愛くて…!ママにしてくれてありがとう。あなたといろんなことを一緒に体験して、すこしずつ成長する姿を見守っていくのが楽しみです。これからずっと、よろしくね。